おいしいと自信のある商品なのに、なかなか注文が入らない。。。
それ、作り方・原材料・価格を変える前に
商品名とキャッチコピーを変えてみましょう!
だってタダだもん。
飲食店のキャッチコピーの作り方はこの2冊を読めばOK

この本は舞台がうなぎ屋さんなので、かなり参考にしやすいです。
うなぎと言えば「土用の丑の日」
夏に売れなかったうなぎが、このキャッチコピーのおかげで日本全国夏にバカ売れに。
現代でも続く大ヒットロングラン。
こんなコピーがつけられたらいいですよね。

博報堂に入社し2006年に独立。今まで手がけた広告は500本以上。
サントリー伊右衛門、ザ・プレミアムモルツ、などを手がけた著者。
この本は会話形式で進むのでかなり読みやすいです。
色々なシチュエーション別で具体的に書かれてます。
この中で飲食店で使えるものをご紹介します。
本「キャッチコピー力の基本」のまとめ
キャッチコピーを作るときは、自分と関係があると思ってもらう

これはクリアしてる。「こだわり食材を使ってます!」てつけてるもん

それじゃあダメーー
もし「こだわりの食材を使った〜」「安くておいしい〜」を使っていたらは今すぐ消しましょう。
できるだけ多くの人にみてもらおうとしたコピーは誰にも刺さりません。
じゃあどうすればいいか?
ターゲットを絞りこむんです。
- 性別
- 年齢
- 職業
- 居住地
- 悩み など
本の中ではSNSを使って、金曜日に下記のコピーを発信しています。
「神田で働く女性のみなさん うなぎで元気をチャージしませんか?」
ターゲットはSNSを使う女性、お店のある駅で働く人に限定し、疲れを週末に残したくない人に絞り込んで発信しています。
ここまで絞り込むことで「あ、私のことだ」と思わせる。
そうするとこのキャッチコピーが刺さって来店に繋がります。
「当店は天然のうなぎです」はお店が言いたいこと。
そうではなくて、受け取る側の立場にたつ。
うなぎを食べると私がどうなるのか、なんで私がうなぎを食べなきゃいけないのか。
今食べなきゃいけない手法としてのキャッチコピーがまさに
「土用の丑の日」ですね。
これを応用すると、
「今だけ!令和元年のうなうま丼!」
などのキャッチコピーがかけます。
キャッチコピーは型から始まる

キャッチコピーはひらめきとセンスじゃない
本の中でも型があると紹介されていますので、内容を少しだけ。
①命令形で言い切る
「元気のない日はうなぎを食べろ」
選択肢が多いものに有効です。
②問いかける
「最近、うまいうなぎ食べました?」
③二者択一をせまる
「あなたは蒲焼派?白焼き派?」
食べないという選択肢を入れない方法。
などなどたくさん紹介されてます。
そのほかにも語呂をよくする方法や、ストーリーで売る方法、韻の踏み方など
参考になる実例がたくさん載っています。
マンガだと読みやすく、頭にも入ってきやすい上に画像として記憶に残りやすい。
しかも飲食店が舞台なのでこの本はおすすめ!

本「伝わっているか」のまとめ
「伝わる」ためには相手の気持ちを徹底的に想像してその人の心が動くアイデアを考えることが大事。
盲目の老人が路上に出していたボードの言葉を変えるだけで、ものすごく寄付が集まるというCMがあります。
「目が見えません。どうかお恵みを」
↓
「今日もいい日だね。でも、僕にはそれが見えないんだ」
これが言葉の力。
キャッチコピーにいらない言葉は逆効果
店長が考えた「大評判!ほっぺたが落ちる美味しさ!ナポリタン」
「大評判」も「ほっぺたが落ちる」も当たり前すぎる言葉。
つまらない言葉は人は無視するし、いらない言葉は読みたくなくなる。
なのでいらない言葉を「おっ」と思う言葉に変換しましょう。
キャッチコピーに限定を入れて特別にする
いつものものでも「だけ」と「しか」を使って数・人・場所・時間を限定すると特別になる。
①数量限定
「こだわりのハンバーグ」
↓
「1日10皿限定!こだわりのハンバーグ」
②場所限定
「刺身定食」
↓
「この港でしか食べられない、刺身定食」
おすすめを使うときは「選ばれている」ことを強調する!
①信頼のおける人限定
「店長のおすすめ」
↓
「ワインおたくの田中さんおすすめ」
②みんなが頼むものは安心
「おすすめのファンデーション」
↓
「バイトの女子、全員買いました」
みんなが頼んでいて、限定のものとなると売れやすくなる
で完成したコピーがこちら
「大評判!ほっぺたが落ちる美味しさ!ナポリタン」
↓
「お客さんの9割が頼む!伝説のナポリタン 今だけ復活!」
この他にも飲食店で使えそうな章がたくさんあります
- 商店街の不法投棄ゴミがたった一晩でなくなった理由とは?
- お金を1円も使わずに新商品が飛ぶように売れた理由とは?
- 潰れかけたゲイバーが大繁盛した理由とは?
などなど。
面白くて一気読みしちゃうし、日常で使える伝えるコツもぎっしり詰まってます。

キャッチコピーの本は世の中に溢れかえってますが、とりあえずこの2冊で基本とコツはおさえられちゃいます。
メニューに書くキャッチコピーや、SNSで宣伝するとき、チラシに書く言葉。
それらをちょっと考えて書くだけで絶対に集客に繋がります。

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